強い根と茎で病気に強く倒伏しにくい稲が育ちます

ケイ酸の効果で稲の葉身のたれが少なく、直立性が向上し受光体制が良くなり、光合成を促進し炭水化物の生産量が増えて、食味と収量を向上させますが、光合成効果は葉だけにとどまらず、茎や根も太く強くします。

根から吸われたケイ酸は、葉に転流されて表皮細胞に蓄積されます。葉の表面はケイ質化して硬くなり、いもち病菌やごま葉枯病菌の侵入を防ぐ役目をし、さらに光合成産物が根にもいきわたることで根張りが良くなり倒伏にも強くなります。異常気象が常態化している今、食味を良くし丈夫にたくさん生産できる「ミツワけい酸エースとプレミアム」は異常気象から作物を守る画期的な土壌改良資材です。

またミツワけい酸エースとプレミアムには、ケイ酸の他、酸化鉄や苦土、石灰、マンガンなども含まれています。

酸化鉄は水田の還元状態で発生する、硫化水素や稲ワラ等の有機物が分解する過程で生成される有害な有機酸から根を守る役割を持っています。

苦土は葉緑素の構成成分であり、欠乏すると、葉が黄化し、タンパク合成とケイ酸の吸収が少なくなって、ごま葉枯病やいもち病にかかりやすくなるため、欠乏・不足を補うために配合されています。

石灰はペクチンと結合して、細胞壁の中葉を構成する重要な役割をもつほか、細胞分裂、増殖を正常に行うためにも必要とされる成分です。

マンガンは鉄やマンガンが不足している老朽化水田で、発生した硫化水素が根の呼吸や栄養吸収を阻害し、根腐れをおこし秋落ち現象を防ぐために必要です。

ミツワけい酸エースとプレミアムは当社の度重なる試験研究によって、作物に良い影響を与えるこれらの要素をバランス良く配合した土づくりの理想的総合微量要素肥料なのです。